ポリエチレンとは


【ポリエチレンとは】 
軽い・錆びない・腐らないと云うプラスチックに共通の特性に加え、化学安定性・耐候性・耐水性・耐低温衝撃性・絶縁性・成形性などの広範囲に渡る優れた特性を備えています。
さらに、プラスチックの中でも最軽量に属し、しかも安価です。
この為、工業材料から日用雑貨に至るまでの広範囲な用途に使用され、生活の隅々まで浸透しています。
又、成分は
炭素水素だけなので、焼却時に一切の有毒ガスを発生させないことから、環境に優しいプラスチックとして注目を集めています。

【透明ポリ】
イギリスで発明され、1942年には本格的な工業生産が開始されました。
第二次世界大戦中は、レーダー用高周波絶縁材料として重要な軍需品でした。
日本では、1951年の輸入販売を皮切りに、国内生産そして高度成長期を経て、飛躍的な伸びをみせました。
主用途は包装材料用フィルムで、初期の頃の代表的なものに、口にヒモの付いた「金魚の持ち帰り袋」がありました。

【リニアポリ】
低圧で作るリニアポリは、高圧で作る透明ポリより製造コストが安く、突き刺し強度や挟雑物シール性(物を挟んでシールした場合の強度)にも優れている為、透明ポリに代わって広く普及しています。

【強化ポリ】
不透明だが高い強度と剛性を持ち、薄肉化ができる為、特に紙に変わるスーパーのレジ袋として広く普及しています。

【メタロセンフィルム】
正しくは、メタロセン触媒を用いて作られたリニアポリエチレンの事を言い、従来のリニアポリエチレンの特性の他に、下記の特性を持ち、幅広い用途への展開が期待されています。
1.口開き不良の原因となる低密度低分子量成分が少ない為、袋の開口性に優れている。
2.ヒートシール特性に優れ、自動包装におけるスピードアップ化が図れる。
3.その他、耐衝撃強度・光沢性・低臭性などに優れている。


            


 インフレーション成形の生産工程

通常、原料メーカーでは、エチレンを各種の金属触媒を使って重合させ、ペレットにしてポリエチレン原料を製造します。 この原料は、インフレーション押出成形機のホッパーから、暖められたシリンダー内のスクリュー(図ナシ)によって左図下の赤いジョウロのような箇所まで、練られながら流れて来ます。 この時、ポリエチレン樹脂は完全に溶融された状態でダイスを通り、エアリングで冷却され、ピンチロールで引っ張り上げられて、筒をつぶした状態のポリエチレン原反が出来上がります。 そして、皆様の手元に届くポリ袋は、この原反に印刷・袋加工など、数々の手が加えられて作り上げられたものです。





原料(顔料)混合

着色品や特殊仕様品に対しては、事前に添加剤や他の原料・顔料を混合し、配合した原料を作る。 一般物は、この工程がありません。

原反製造

押出し成形機に原料を投入し、押出機のダイスから出て来る筒状のチューブを上部のローラーでつぶして平らにし、それを巻き取ります。筒状のチューブは、中に入れる空気の量を調整して幅を決め、ポリエチレン樹脂を押出す量や巻取りスピードを調整して厚みを決めます。

印刷加工

鉄シリンダーの表面に銅をメッキし、そこに細かな凹で版を彫ったものがグラビア用の版です。尚、銅メッキだけでは磨耗が激しい為、通常はその後にクロムメッキを行って版を長持ちさせます。グラビア印刷は、この版と上記で作った原反を印刷機にセットし、版を回転させながら凹部にインキを入れ、それを原反に転写して印刷する方式ですが、印刷しないものは、この工程がありません。

製袋加工

必用な長さで熱シールし、それをカットして袋状にします。

製品出荷